高血圧

高血圧の人の入浴法

入浴は血圧の変動を招きます。高血圧の人の入浴で特に大事なのは湯の温度、浴室と脱衣所の室温、入浴中の姿勢です。高血圧の人の入浴方法を紹介していきます。

適切な入浴を行うと高血圧にも効果が

高血圧の入浴法入浴は、心身の疲れを取り、気分をリフレッシュするのに効果的です。忙しい毎日を送っている人達には、シャワーだけで済ましてしまう人もいるようですが、就寝前のリラックスタイムを兼ねて、湯ぶねにつかる入浴を楽しみたいものです。適温の湯につかると、血管が拡張して血行がよくなり、血圧が下がってくるので、高血圧にも有効です。ただし、寒い脱衣場で服を脱いだり、急に熱い湯につかるなどの不適切な入浴を行うと、血圧の急上昇を招き、発作で倒れる危険が増します。実際、入浴中に脳卒中や心筋梗塞を起こした高血圧症の人は多いです。血圧を変動させ過ぎない上手な入浴法をマスターしましょう。

半身浴が基本

みぞおちの下までつかる半身浴が基本。浴槽が狭めで足を伸ばせない場合は、風呂用の椅子を湯ぶねに入れて利用するとよいでしょう。また、最近は半身浴用の椅子も販売されています。

サウナと冷水は禁物

高血圧の人にとって、血管の拡張と収縮を繰り返すことになるサウナや水風呂は危険です。また、風呂上がりに水をかぶるのも、大きな血圧変動を招くのでやめましょう。銭湯を利用する際は、熱めの湯ぶねには入らないよう注意します。近年は、銭湯施設が充実してきており、38℃前後のぬる湯や、半身浴用の浴槽を備える施設も増えているので、事前に施設内容を調べてから訪れましょう。大きな湯ぶねに適切な方法でつかると、よりストレスが解消されます。

血圧をコントロールする上手な入浴法

特に大切なのは、湯の温度、浴室と脱衣所の室温、入浴中の姿勢です。

入浴前後に水分補給

入浴中と入浴後は、発汗などで体の水分が不足し、血液の濃度が増して血栓がつまりやすいので入浴前と入浴後に、コップ1杯の水を飲むようにしましょう。

声かけの徹底する

高血圧の人の入浴時は、浴室内での事故とその放置を防ぐため、家族がときどき声をかけるようにしましょう。ひとり暮らしの人は、ぬるめの湯の銭湯に通うのもよいでしょう。

降圧剤服用後の入浴は禁物

降圧薬を飲んだ直後に入浴すると、薬と入浴の血圧降下作用が重なり、急激な血圧変動を起こすことがあります。服用時間に注意をしましょう。

飲食直後の入浴は避ける

お酒を飲んだあとは血圧が低下する人が多いので、酔いがさめないまま入浴すると、血圧の変動のため事故につながります。また、入浴によいタイミングは食後2時間経ったころです。

浴室と脱衣所を温める

寒い時期、暖房をした部屋から室温が低い脱衣所や浴室に行き、服を脱ぐと、血圧が急上昇します。入浴前に、浴室と脱衣所を室温20~25℃に温めておきましょう。

湯の温度は38~40℃

日本の風呂の一般的な湯温は42℃前後ですが、この熱さでは血圧が上がりやすい(場合によっては収縮期血圧が50mmHgも上昇)です。適温はぬるめの38~40℃

心臓に負担をかけない半身浴

肩まで湯につかる日本古来の入浴法は、水圧によって心臓に負担がかかります。湯ぶねのつかり方は、みぞおちの下までを湯につける半身浴にしましょう。つかる前はかけ湯をします。

長湯はひかえる

ぬるめの湯でも長い時間つかっていると、心拍数が増し、血圧が上昇します。湯ぶねに続けてつかる時間は5分ほどにとどめ、1回の入浴で2-3回つかるようにしましょう。

動作をゆっくり

湯ぶねにつかった姿勢から急に立ち上がると、血圧が大きく変動し、立ちくらみや転倒の危険があります。浴槽でも洗い場でも、各動作をゆっくり行いましょう。

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