沖縄の言葉で 「シー」は酸、「クヮーサー」は食べさせる、を意味する言葉。シークヮーサーはその名のとおり、爽やかな酸味を持つ沖縄原産の野生種の柑橘類です。形状や色はすだちに似ており、沖縄ブームもあって全国的に広く知られるようになりました。シークヮーサーにはポリフェノールが豊富に含まれており、代表的なものが、フラボノイドの一種であるノビレチンです。この成分には、血糖値を下げるホルモン、インスリンの働きを助ける効果があるとされ、血糖値の安定が、血圧コントロールにもよい効果をもたらすと考えられています。シークヮーサーの果汁に含まれるノビレチン量は、ほかの柑橘類の約2~12倍もあり、皮部分では400倍も含まれます。また、ビタミンCが豊富に含まれ、その抗酸化件用で血管の老化を抑制します。ビタミンCは一般的には壊れやすい成分ですが、シークヮーサーにはビタミンCを安定させるヘスペリジンが含まれているので、効力が減少しません。また、脳細胞を活性化させたり、血液をサラサラにするレシチンも含まれています。果汁100%ジュースは濃度が濃過ぎるので、5~8倍の水でうすめ、少量のハチミツを加えて飲みます。さしみや焼き魚、揚げ物などにかけたり、サラダのドレッシング代わりに使うと、減塩・減カロリーに有効です。