高血圧

高血圧の食事療法のコツ

毎日の食事は健康的な体作りのベースになります。食事生活を見直すことによって、高血圧も徐々に改善されていきます。高血圧の食事療法のコツについて紹介していきます。

高血圧の改善には、健康的な食事内容が不可欠

高血圧・食事療法
高血圧の改善には、毎日の食事の見直しと改善が必要不可欠です。特にに本態性高血圧症の人は、現在の食生活を見直して、食事内容をより健康的なものに改善していくと、血圧は確実に下がってきます。「食事療法」と言うと、減塩・低カロリー料理を摂って、食事制限を行うと思われがちですが、極端に型にはまった食事療法は実行が難しく、また継続が困難です。大切なのは、今までの自分の食生活を確認し、それを認識・評価したうえで、血圧降下に効果がある食事内容を少しずつ取り入れていき、習慣化することです。

高血圧を改善する食事方法

食事療法の基本となるのは、以下の5頂目です。

①主食、主菜、副菜を一緒に食べる

よく「栄養バランスのとれた食事を」と言われますが、その簡単な実践法が、毎回の食事で、主食、主菜、副菜を一緒に食べる事です。これを実行すると、5大栄養素(炭水化物、たんばく賞、脂質、ビタミン、ミネラル)が、自然にバランス良く摂る事ができます。また、毎日同じものを食べないことも大事です。

②肥満しない食事量を心掛ける

食事療法での1日の適正なエネルギー摂取量は、肥満しない食事量と同じ摂取量になります。つまり、面倒な計算をしなくても、体重が適正範囲にあれば、食事量はほとんど適正であると言えます。肥満領域にあれば、現在食べている量を減らし、体重が適正範囲に戻ったあとは、それを維持する食事量を習慣にします。

③減塩食に徐々に慣れる

塩分をひかえた食事は、高血圧改善の重要な食事療法の1つです。しかし、無理をせずに徐々に薄味に慣れていきましょう。

④DASH(ダッシュ)食を実行する

高血圧改善に効果が報告されているDASH食を心がけましょう。DASH食とは、低脂肪乳製品(飽和脂肪酸とコレステロールが少なく、カルシュウムが多いと云われています)と野菜・果物(カリウム、マグネシュウム、食物繊維が多いと云われています)を多くとる食事の事を言います。面倒な計算は必要なく、良くないものを減らし、良いものを増やすことで実行できます。

⑤よく噛んで食べ、早食いをひかえる

早食いは、満腹中枢が刺激されずらく、過食につながります。よて噛んで食べて、1回の食事に30分以上をかけると、適量で満足する事が出来ます。