にがうり(ゴーヤー) は、沖縄で古くから健康野菜として親しまれてきた、独特の苦味がある野菜です。栄養が豊富なことで知られており、現在では、すっかり定番の食材となりました。にがうりには、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルがバランスよく含まれており、とくにカリウムが豊富です。カリウムには余分なナトリウムを排泄し、血圧を安定させる効能があります。また、ビタミンCも豊富に含まれており、その強力な抗酸化作用で、血管の老化予防や免疫力のアップ、肌老化の予防効果も期待できます。ゴーヤー茶には、にがうりに含まれるこういった成分がまるごと凝縮されています。とくに、種ごと作ったタイプのものは、にがうりでは種だけに含まれるインスリン様物質(ペプチドP)、抗ガン物質(モモジン)、共役リノール酸 (CLA)も摂取することができ、
血糖値の上昇抑制、ガン予防、ダイエットにも効果的です。ゴーヤー茶の有効成分をしっかりとるためには、茶葉を5分ほど煮出して飲みます。生のにがうりには苦味がありますが、ゴーヤー茶にはほとんどなく、香ばしく、まろやかな味わいです。カフェインやタンニンが含まれていないので、胃弱の人や子ども、お年寄りまで、安心して飲むことができます。
ゴーヤー茶は、にがうりを細かく切り天日乾燥させたものです。種入りのほうが栄養分が豊富なので、購入の際は、種入りかどうか確認してみましょう。