高血圧

血圧を下げる飲料・ギャバロン茶

ギャバロン茶は血圧降下に効果のあるGABAを豊富に含んだ緑茶の新星です。ギャバロン茶の健康効果について紹介していきます。

GABAの量が普通の緑茶の5~10倍

ギヤバロン茶・GABA
ギャバロン茶は、1986年に国立茶業試験場の開発研究で誕生した新種の緑茶です。一見、特殊なお茶のように思えますが、摘んだ緑茶の葉を数時間、窒素ガスの中に保存してから、通常の方法で製造するもので、味・色・香りは、一般な緑茶とそれほど変わりません。特徴的なのは、名前からもわかるとおり、GABA(γ・アミノ酪酸)を豊富に含んでいることです。アミノ酸の一種であるGABAには、血圧を下げる効能が認められており、ギャバロン茶のGABA含有量は、一般の緑茶の5~10倍にも及びます。高血圧症患者の臨床試験では、ギャバロン茶を1日3杯以上、3か月飲み続けると、半数以上の人にはっきりとした降庄効果が現れたという報告があります。GABAはお湯にすぐに溶け出す性質を持っているので、急須での浸出時間は30秒ほどが適切です。1煎目でGABAの70~80%が出て、2煎目でほとんどが出尽くすので、それ以降は茶葉を取り替えましょう。また、GABAは体内に蓄積されず、必要量以外は排泄されてしまうので、何杯か飲んでも安心です。

ギヤバロン茶の名前の由来

ギャバロン茶は、茶葉専門店やインターネット通販などで購入することができます。名前の「ギャバ」は有効成分のGABAを、「ロン茶」は音の響きのよさから「ウーロン茶」の後半部をとったものです。