高血圧

糖分の取りすぎ・過剰摂取にも注意

塩分を控えるのに加えて糖分も摂りすぎ(過剰摂取)しないように注意しましょう。薄味と自然の味が健康のベースです。

糖分の取りすぎは肥満や脂質異常症につながる

糖分の取りすぎに注意
高血圧の食事療法では、塩分だけでなく、糖分を減らすことも重要です。お菓子にたくさん入っている砂糖は、体内で短時間で分解・吸収されるため、 血糖値を急上昇させるよう働きます。さらに、過剰摂取すると、糖分は細胞に脂肪として蓄えられ、生活習慣病の一要因である内臓脂肪型肥満を招きます。内臓に脂肪がつくと高血圧になりやすいだけでなく、高血糖、脂質異常症を合併しやすくなり、動脈硬化の進行を促進させます。疲れやストレスを感じたとき、甘い物を味わうと、心身ともに癒されますが、適量にとどめ、食事代わりや間食として大量にとるのは避けましょう。1日にひとロサイズのお菓子を1、2個ほど (総カロリーで100~200kcal)とし、活動量の多い昼間にとるといいでしょう。また、甘い物と思っていても、あんを使った菓子類やパイの皮部分には、多くの食塩が隠し味として含まれています。頻繁に食べると、塩分・糖分ともに過剰になるので、気をつけましょう。

せんべいの塩分

せんべいは、大1枚(20g)で0.3g程度の食塩を含んでいます。とくに、塩せんべい、磯辺せんべいが多めです。また、あられ、クラッカーも塩分が高めです。

パイ皮の塩分

100g中に1.3gの塩分が含まれています。アップルパイやデニッシュペストリーは、甘味が強く、塩味を感じませんが、1個に0.7~1.5gほどの食塩が含まれています。

洋菓子は高脂肪

ケーキやシュークリームなどは、砂糖のほかに、パター、卵、生クリームなどコレステロール含有量の多い材料がたくさん使われています。食べ過ぎには注意して下さい。