お酒と血圧の関係
適量を楽しむ飲酒はいいですが、体にも負担と悪影響を与えてしまいます。お酒と血圧の関係について紹介していきます。
飲酒量を減らすと、血圧は下がる。
適量の楽しいお酒を心がけましょう
アルコールの1日の適量
エタノール量は、以下の計算式で算出できます。
お酒の摂取量×標準濃度×0.8=エタノール量
計算式の0.8はアルコール比重。
【酒類別の目安量:1種類を飲む場合の1日の総量】
●ビール(5%)…缶1本(350ml)
●日本酒(12~14%)…1合弱
●ワイン(11~14%)…グラス1杯前後
●焼酎(20~25%)…0.5合
( )内はアルコールの標準濃度です。
飲酒と血圧
お酒を飲むと、血管が拡張して一時的に血圧が下がりますが、時間が経過してアルコールの血中濃度が下がると、血管が収縮して血圧が上がります。この変化が繰り返されることによって、慢性的に血圧が上がり、高血圧になります。国内外の研究で、毎日飲酒する人は、飲酒習慣のない人に比べて、10歳の加齢に相当する血圧値を有するという報告があります。
コーヒーと血圧
カフェインは、急性作用として血圧を上げますが、慢性作用については研究途上です。コーヒーは、高血圧の人でも、1日3杯以下であれば、悪影響は出ないだろうと考えられています。