血圧を下げる食品・たまねぎ
たまねぎは血液をサラサラにして動脈硬化を予防してくれる薬効の多い常備野菜です。たまねぎの効果とレシピについて紹介していきます。
ケルセチンと特有の刺激成分が有効
新種のたまねぎについて
一般的に出回っている玉ねぎは、黄玉ねぎですが、最近はレッドオニオンやペコロスといった新種の玉ねぎも手に入るようになりました。レッドオニオンは、鮮やかな赤紫色をした品種で、その赤い色素のもとがβ-カロテンです。β-カロテンもポリフェノールの一種なので、ケルセチンと合わせて抗酸化力がより高まり、玉ねぎの効用と「赤い野菜」としての効用を併せ持った、優れた野菜と言えます。味は黄玉ねぎより甘味があり、水分も多く、辛味や刺激臭がひかえめなので、サラダなどの生食に向いています。ペコロスは、直径3~4cmの小さい玉ねぎで、見た目がかわいらしく、ピクルスなどに向く素材です。玉ねぎの効能を生かすには、調理法に気を配ることが大切です。血中脂質を減らして血圧を下げるには、加熱調理が向きますが、血糖値を下げたい人には、生食が適しています。ただし、水溶性ビタミンが溶け出さないよう、水にさらす時間は短めにしましょう。
おすすめレシピ・たまねぎの皮の煎じ茶
材料◆2杯分
●玉ねぎの皮・5g
●水・500ml
材料◆1回に作りやすい分量/2杯分
玉ねぎの有効成分であるケルセチンは、じつは中身より、外皮に多く含まれているので、皮で煎じ薬を作ってみましょう。1日に2回ほど、食間に飲みます。
玉ねぎの皮の煎じ茶の作り方
①鍋に水と玉ねぎの皮を入れ、中火にかけます。
②沸臆したら弱火にし、水が半分量になるまで煎じます。
③茶こしでこし、少し冷ましてから飲む。