ノニは熱帯地方に自生し、1年に4回花を咲かせて実をつける、生命力の強い常緑樹です。原産地であるポリネシアの人々は、その果実を「神さまからの贈り物」と呼び、万能薬として重宝しています。果実を搾ったジュースは日常的に飲用されるほか、皮膚病の治療薬として肌に塗ったり、染料として用いたり、何世紀にもわたって幅広く活用されています。熟したノニの果実には独特のにおいがあり、一般的には、凄くおいしいと言える味ではありませんが、ポリフェノールをはじめとする有効成分が豊富に含まれており、その薬効性は突出しています。ノニ特有の成分はプロゼロニンで、体内に取り込まれると必要に応じてゼロニンという物質に変化し、細胞の再生を促す作用があります。また、プロキセロニンという成分も、細胞活性を促進し、生体の自然治癒力を高めるとされます。血圧コントロールには、スコポレチンという成分が関与しており、血管に弾力性を与え、血管を拡張して血液の流れをスムーズにし、血圧を安定させてくれます。さらに、精神をおだやかにする作用もあるので、ストレスによる血圧上昇の抑制にも有効です。100％ノニジュースの1回の飲用目安量は、体重（短）×0・5ｍｇで、1日に1～2回食前に飲みます。また、各種の
ハーブとブレンドしたペットボトル入りのノニ茶も販売されています。
