血圧を下げる食品・いも類
いも類はカリウムが豊富で、血圧低下に効果があります。調理法を工夫して効果的にとりましょう。いも類の効果とレシピについて紹介していきます。
カリウムと食物繊維の相乗効果で高血圧を改善
消化器系の働きを高める[さつまいも]・血糖値をコントロールする[さといも]
「便秘のときは、さつまいも」と良く言われますが、さつまいもには食物繊維が多く、胃腸の働きを高めます。当然カリウムも多く含まれ、じゃがいもと同様、熱で壊れにくいビタミンCも豊富です。また、抗酸化・抗ガンペータ作用があるβ・カロテンやプロテアーゼ阻害物質も含まれています。調理法としては、栄養が丸ごととれる焼きいもがおすすめです。煮物にするときに、しょうがやレモン汁を加えると消化器系の強化につながります。さといもは、いも類のなかではカロリーが低いので、ダイエット等で体重が気になる人におすすめです。カリウムが豊富に含まれるほか、特有のぬめり成分にガラクタンやムチンなどの食物繊維が含まれており、便秘解消や血糖コントロール、コレステロール値低下などに効果的です。やまいもは、いも類のなかで唯一、生食できます。カリウムや食物繊維、ミネラル、ビタミンを含み、でんぷん消化酵素のジアスターゼも豊富です。加熱すると有効成分が失われるので注意しましょう。
おすすめレシピ・ビシソワーズ
ビシソワーズ-じゃがいもの冷製スープ-
材料◆2人分
●じゃがいも・1個
●玉ねぎ・1/2個
●水・1/2カップ
●牛乳・1カップ
●固形スープの素・1個
●あさつき(みじん切り)・少々
1人分125kcal・塩分1g
とろリとしたなめらかなスープにすると、一味違った味わいが楽しめます。じゃがいも料理の新しいレパートリーにどうぞ!
ビシソワーズの作り方
①じゃがいもと玉ねぎを薄切りにし、鍋に入れて水を加え、やわらかくなるまで煮ます。
②1の粗熱をとり、ゆで汁ごとミキサーに移して、じゃがいもの形がなくなるまで回します。
③2を鍋に戻して牛乳と固形スープの素を加え、沸騰直前まで温めて火を止めます。
④粔熱をとってから冷蔵庫で20~30分冷やし、器に盛ってあさつきを散らします。
※なめらかに仕上げたいときは、②でミキサーにかけたあと、裏ごし器を通します。