高血圧

血圧を下げる飲料・柿の葉茶

柿の葉茶に含まれているポリフェノールは血管や血液に働きかけて、血圧を安定させてくれます。柿の葉茶の健康効果について紹介していきます。

高血圧の不快症状の緩和にも効果

柿の葉茶・フラボノイド配糖体
柿の葉茶は、6月ごろの柿の若葉を採取して蒸気で蒸し、その後、乾燥させて刻んだものです。中国では「柿葉湯」と呼ばれ、紀元前からお茶代わりに用いられていたと伝えられています。柿の葉には、フラボノイド配糖体やタンニンなどのポリフェノールが含まれており、とくにフラボノイド配糖体は、血管や血液に対して働きかけ、血圧を下げて安定させるのに効果的です。また、肩こりやめまい、のぼせなど、高血圧にともなう不快な症状の緩和に有効です。加えて、柿の葉にはビタミンCが、葉100g中、1000mgも含まれており、免疫力強化や美肌効果も期待できます。ビタミンCは熱で破壊されやすい性質がありますが、柿の葉のビタミンCは熱にも比較的安定しており、体内に効率的に吸収できるのが利点です。更に、食物繊維も含まれ、腸内の余分なナトリウムの排出を促し、血圧を安定するのに役立ちます。柿の葉茶は食後に飲むのがよく、有効成分の抽出には煮出すのが最適です。急須でいれる場合は、熱湯を注いでから2~3分おいてから飲みましょう。柿の葉茶は、いわゆる「出がらし」 になりにくい特長があり、1~2前日にビタミンCがよく溶け出し、2煎目以降でポリフェノールが多めになり、4~5煎目まで栄養分が残ります。